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装置のいろいろ
高気圧エアー・カプセルは「高気圧エア・チェンパー」「マイルド・チェンバー」「健康気圧エア・チェンバー」と呼ばれる健康増進機器です。装置としての位置付け、概要がつかみやすいように、ここでは従来の医療用の「高気圧酸素治療」に使用される装置とあわせておおまかに下表にまとめてみました。
参考までご覧ください。
(※高気圧酸素治療器と高気圧エアーカプセルとは異なるものです。)
●装置の形態
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種類 |
タイプ |
気圧 |
医療用
(高気圧酸素治療器) |
多人数用の気室型 |
複数人数が入れる部屋タイプのもの |
2−3気圧
(水深10〜20m) |
一人用のカプセル型 |
一人用で横たわって入るカプセルタイプ |
2−3気圧
(水深10〜20m) |
エアー・カプセル
(酸素カプセル)
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一人用のテント型
(ソフトタイプ)
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一人用で横たわって入る持ち運びのできるポータブル型。宇宙服などに使用する素材でできていて圧があがると膨らむ。 |
1.2〜3気圧
(水深2〜3m
イスラエルの死海、深いトンネル工事現場と同じ位) |
※最近ではハードタイプのものや、多人数用のものも出てきている。(持ち運びには不向き) 中からの開閉・災害や停電時等の空気の問題等はソフトタイプとは仕組みが異なると思われる。
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●加圧条件
【医療用】
・純酸素で加圧するタイプ
・空気で加圧するタイプで、
マスクなどで純酸素を送り込む
マスクなどで純酸素を送り込まない
【エアー・カプセル(マイルド・チェンバー)】
空気で加圧する
※最近では酸素濃縮器のついたものもある。
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▲医療用の一人用のカプセル型の例。患者に安心感を与えるように透明ドームにしたものも。 |
●危険性
1.高濃度酸素使用に関しての危険性
1)助燃性
高濃度酸素には助燃性があるので引火などの危険性がある。
高濃度酸素を使用する場合は、持ち込み品、服装など厳重な注意が必要
2)酸素中毒による組織障害
高濃度酸素を使用する場合は酸素中毒に注意が必要
2.高気圧環境に関しての危険性
通常気圧から圧を上げたり下げたりに時間をかける必要があるので、急変する疾患、発作性の持病を持つ患者に使用することは禁忌。
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