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身体の構造と自律神経
〜構造を改善することにより体調が回復するメカニズム〜
姿勢が悪い、骨格が歪んでいる・・・などの身体の構造上の問題は、体調に大きく影響をあたえます。構造面から見ると、肩こりや頭痛、腰痛は勿論のこと、自律神経の働きにも影響すると考えます。
■からだの構造がゆがむとどうなるの?
人間は本来はほぼ骨格だけで楽に身体を支えられるようにできています。
しかし、身体がゆがんでバランスが崩れていると、なんとか倒れないようにと“傾いたままの状態で”筋肉が緊張して身体を支えようとします。
ただ身体をまっすぐに支えるために四六時中やすむことなく筋肉は緊張し続けるのですから、それに費やすエネルギ−と労苦たるや大変なものです。
たとえば、頭が胴体より前につき出している姿勢の人の場合、頭が前にころがり落ちてしまわないように首の後ろ側の筋肉が常に緊張して支えようとします。
それが慢性的なコリや痛みを引き起こします。揉んでもたたいても一時的に痛みが和らぐだけで、姿勢が改善されない限り症状はまた再発します。
根本的に回復するためには、構造の問題を改善する必要があります。
■構造の問題が体調不良を引き起こしていることもある
身体の構造の問題が体調不良を引き起こすメカニズムには、大きく分けて次の二つがあります。
○直接的な原因となる場合
構造が傾くと、筋肉は二種類の緊張でからだを支えようとします。張って引っ張る筋肉と縮んで固まる筋肉です。緊張により軋轢(あつれき)を起こした部分が、神経圧迫、筋肉の硬化、痙攣などの状態を引き起こします。
縮んで固まり狭くなった側では神経が圧迫され、その先の機能障害を生じたり、また傾いた構造を支えるために緊張した筋肉が血行を妨げ痛みを生み出します。
○自律神経を介して原因となる場合
自律神経には2種類あり、動物でいうと獲物を捕まえるまでの身体を作る交感神経と、獲物を捕まえてからの身体を作る副交感神経とに分かれます。それが相互に入れ替わり活動と休息というリズムが保たれています。
しかし構造が傾いてしまうと、それを支えるための慢性的な筋肉の過緊張によって自律神経の入れ替わりがうまくいかなくなり、自律神経が正しく働かなくなってしまいます。
たとえば筋肉の緊張が取れなくなると、活動状態をつくる交感神経のスイッチが切れなくなり、休息状態をつくる副交感神経にスムーズに入れ替わらず不眠や動悸の原因になります。構造の傾きは自律神経にも大きな影響を与えているのです。
自律神経に乱れをきたすと様々な病気の原因になります。
>>参考:治効理論
■構造を改善することで体調が回復する!
構造の問題が自律神経の乱れを介して様々な病気の原因となっている場合、その原因を取り除くという意味で構造の問題を解決することが必要になってきます。
構造を改善することは体質改善です。
痛み止めや局所の血液循環を改善させるだけの対症療法とは異なり、コンディションを良くして人間本来の自然治癒力や身体能力を十分に発揮させます。そういった意味でも自律神経失調症などのつらい症状の軽快に効果があると言えるでしょう。
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